頭を下げる群馬県教委の幹部

 車の運転中に児童にぶつかりけがを負わせたものの救護措置を取らなかったとして、群馬県教委は25日、東毛地域の公立小学校に勤務する女性教諭(25)を同日付で停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。女性教諭は10月12日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の罪で罰金40万円の略式命令を受けた。

 県教委によると、女性教諭は2月27日午前7時50分ごろ、勤務先の小学校に向かうため東毛地域の市道で乗用車を運転し、前方から歩いてきた小学生男児の頭部と左のドアミラーが接触。けがを負わせたが、救護措置を取らなかった。

 後日、女性教諭がドライブレコーダーを確認したところ、児童とぶつかっていたことが判明したため校長に報告し、警察署に出頭。被害児童へ謝罪した。児童に大きなけがはなく、示談が成立しているという。

 県教委の聞き取りに対し、女性教諭は「男児に気付いていたが対向車に気を取られていた。なぜ止まらなかったのか後悔し、反省している。子どもに申し訳ない」と話しているという。

 県教委による本年度の懲戒処分は4件目。平田郁美教育長は「命に関わる危険な行為で、あってはならない。教職員一人一人の倫理観と規範意識を高め、学校教育に対する信頼の回復に努める」とコメントした。