関東の太陽光発電所で相次いだケーブル窃盗事件で、群馬県警捜査3課と太田署などは25日、いずれもカンボジア国籍で太田市の19~32歳の男7人が76件(被害総額2億5400万円)に関与していたことを裏付けたとして、窃盗などの罪で前橋地検に送検し、捜査を終結したと発表した。

 同課によると、犯行は昨年9月~今年7月ごろ、群馬、茨城、栃木、埼玉、千葉の計5県で行われたとみられる。本県分は11市4町の46件で、内訳は前橋13件、藤岡6件、富岡5件、太田、伊勢崎、桐生の各3件などだった。

 7人は本県を拠点に、山あいの大規模太陽光発電所(メガソーラー)に侵入し、工具で送電用の銅線ケーブルを切断して盗んだとされる。ケーブルは金属買い取り業者に持ち込んで売却し、生活費や母国への送金などに充てたという。

 太陽光発電所のケーブルを狙った窃盗事件は2021年から増加。県警は昨年、日本人4人の犯行グループを摘発したが、今年1~11月の県内の被害は前年同期比878件増の992件(暫定値)と急増した。今回の7人の逮捕後も被害が相次いでおり、県警が捜査を続けている。