360度が見渡せる渡良瀬遊水地
江戸時代には舟運で栄えた栃木市。豪商や舟積み問屋の重厚な建物がその面影を残している

 秋も深まってきているはずなのに、今年はまだ暖かい。自転車乗りにとってはありがたい天気が続いている。こんな時は近場で100キロの旅を楽しみたい。群馬県など4県にまたがる渡良瀬遊水地と蔵の街・栃木をロードバイクで走ってきた。

 ここはお気に入りのコースの一つ。群馬県大泉町の自宅を出て千代田町で利根川沿いのサイクリングコースに入り、明和町、板倉町、加須市(埼玉県)を抜けて遊水地に向かう。遊水地を半周し、渡良瀬川沿いを帰ってくると70~80キロ。さらに気が向けば遊水地から巴波川沿いを北上。蔵の街の雰囲気を楽しめば100キロ超のコースになる。

 利根川沿いはススキの穂が波のように風に揺れ、見上げれば何機ものグライダーが大空を舞っていた。

 この時期、堤防上では築堤工事などが行われ、何カ所か迂回しなければならない。東武日光線の利根川橋梁を過ぎて行くと、サイクリングロードは大きく北(遊水地方面)へカーブ。利根川と渡良瀬川の合流点を示す案内板が立っている。

 遊水地に入ると、ハート形で知られる谷中湖の周りで自転車やジョギング、散策、野鳥観察、釣り、湖面ではヨットやウインドサーフィンなどを思い思いに楽しむ人の姿が見られた。

 谷中湖のほとりで写真を撮っていると、90年代に人気だったロードバイクに乗った...