日本マーチングバンド協会(M協)の「第51回マーチングバンド全国大会」が9、10の両日、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれる。関東大会で金賞を受賞し、代表に選ばれた群馬県の高崎東部小と農大二高の2校は大舞台で自分たちのベストのパフォーマンスを発表しようと練習に励んできた。

高崎東部小
成長重ね最高の演奏に

 高崎東部小金管バンドの部員は3~6年生の47人。放課後や休み時間を利用して練習してきた。「時間を大切に、みんなで協力して楽しく」を心がけ、少しずつできることが増えてきた。

 「62.5センチの歩幅を忘れないように」「足がまっすぐ伸びるときれいだよ」。指導する堀川美賀子教諭は日々の練習で少しでも成長できるよう声をかける。演目は日本や世界各国の音楽がメドレーで登場し、部員は楽器演奏のほか、サンバのダンスもこなす。始めたばかりの3年生と6年生とでは技術も体格も異なり、動きをそろえるのが苦労したが、県大会、関東大会を経て確実に上達した。

横一列に並んで前進する「カンパニーフロント」の練習

 「小さなステップを一歩一歩上がってきた。成長を実感し、褒められると伸びる。『小学校の時のマーチングが楽しかった』という思い出をつくってあげたい」と堀川教諭は目を細める。

 部員も意欲的だ。練習時間を確保するため、準備のときは小走りで行動する。部長の矢野一花(いちか)さん(6年、コルネット)は「できるだけ課題を見つけ、良い方向に持っていきたい。全国では支えてくれた先生や家族のために、最高の演奏をしたい」と誓う。副部長の武田紗奈さん(6年、マリンバ)は「練習は大変だけど、動きと音がそろってお客さんから拍手をもらえるとうれしい。やってきたことを表現したい」と力をこめた。

最初は楽器を持たず、隊列の練習から